
昨年、平成21年の県農業試験場に種が保存されていることをJAの役員が知り、譲り受けたのがきっかけでした。「小様きゅうりを復活させよう」という呼びかけに、柴田金美さんら小様地区の14戸の農家がこたえ、約200本の栽培が始まりました。参加した中には、およそ40年前の小様きゅうりを知る世代も多く、きゅうりの生長とともに当時の思い出もよみがえったといいます。
無農薬で丈夫に育つ苗、大振りの実を支える添え木には、昔から間伐材が使われたこと、小様以外の土地で育てるとこの味にならないのも特徴です。当時は、夏場の現金収入として農家がこぞって鉱山住宅に売りにいき、「こじゃま(小様)のきゅうり」というとよく売れたそうです。また、当時の子どもたちは、近所の畑から失敬してよく食べたので「畑に入るとカッパが出るぞ!」とおどかされたことも懐かしい思い出でした。 |
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| 7月上旬から始まった初の収穫はなかなかの豊作でした。スーパーで見かけるきゅうりのほぼ2倍というヘビー級で、久しぶりの味わいはやっぱり独特。でも、昔を知っている農家のお母さんたちがちょっと腕まくりするとおいしい料理に変身します。もぎたてに味噌をつけて丸かじりというのが一番ですが、一夜漬け、酢のもの、キムチまで、レシピもいろいろ。もぎたてのほろ苦さも、漬け物や酢のものにすると和らいで食べやすくなります。 |
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