先祖代々作ってきた歴史が安心と安全の証拠。
5年前から取り組んできた特別栽培米がとても好評です。
昭和41年に就農して、43年。私は8代目になります。
私の家ではお米を5ヘクタールほど生産し、他にも西瓜や枝豆を生産しています。
自分の代で3ヘクタールくらい増やしてきました。
今、私たちの地域で力を入れているのが、特別栽培米(特栽米)。
これは肥料を良質なものに変えて農薬を減らし、5年前から栽培しているお米です。
食感など、他の米と比べると本当に美味しいですね。まんず、食べてみてけれ!(まず、食べてみて下さい!)(笑)
3年目を迎えたときは、見た目にも粒が大きく、お米に携わる仕事をされている方なら一目で大きいと分かるかと思います。
雄物川の自然環境も本当に良くなってきました。
私たちが小さかった頃は川の水も飲めたのですが、その頃生えていた草が、一時姿が見えなかったのに、ここ最近は姿を見るようになりましたね。
減反に関しても、同じ農業を営む者同士が話し合あって「いい土壌」は米の生産のために残していく方向で話し合いが進んでいます。
私の所有している田で減反しようとした田があったのですが、条件の良いところにあったので、※田を交換して欲しいという意見がありました。大賛成です。全体を見たときに、私の持っている田を、交換していくことで良い方向に進んでいくのならば喜んで改革にとり組みます。リスクや不満を言っていても先に進みませんからね。
消費者に美味しい米を食べて欲しい、喜んで欲しい、それで生活が豊かになっていけることが生産者の最大の願いなのですから。
※仲間の田を多く減反し、後藤さんの減反予定だった田を残す。残った田は後藤さんの田ではなく、仲間の田として耕されます。
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腹を割って話せる友達は一生の宝物です。
農業が抱える問題も仲間がいればこそ前向きに取り組める。
今、一緒に農業をしている仲間は高校の時からの友達です。
私の高校時代は地元、神岡の農業高校で全寮制で過ごしました。大変な時も嬉しいときもいつも仲間が一緒で…魂が一緒なんです。私たちは「神岡魂だ!」って言いながら何でも乗り越えて来ましたね(笑)。
地元に対して、仲間に対して、人ごとでない気持ちが当時からありましたし、東京方面への出稼ぎも一緒にいったんです。よく「奥さんより多く枕並べてねてるな(笑)」って笑っていました。
出稼ぎは27才頃から22年間、関東でタンクローリーの運転手をしていました。
関東へ行って我々が疑問に思ったのが米屋さんに行くと同じあきたこまちでも値段の差があるんですよ。初めて知る現実で「なんでだろう?」って思って、聞くんですけど、私が農家なだけにタダで教えてくれなくてね(笑)。
珈琲買って、そこで働く若い人たちと仲良くなって教えてもらっていました。
今は絶対にありえないのですが、美味しいお米と少し食味の落ちたお米が交ぜてあって、その比率で価格が違うっていうことを知りました。20年も前のことですが、農家の人は知らない事実だけに、今は、表示義務がきちんとして、ウソがなく、正直に表示してお客様に選んでいただける市場になって本当によかった。
米を扱っている問屋さんなどは、米を売るプロなのですからお話しを聞いていると、とても勉強になります。全国の米を扱う方たちは米を見ただけで「美味い!」「ん?おかしいぞ」というのが分かるんですね。そういったプロの方に「美味い米は、売れる!」「孫がお代わりして美味しいって食べてた」と言われると自信に繋がりましたね。
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今はチャンス。今こそ売る戦略を。
集落営農への意識改革も進み法人化を目標に。
特産米が期待に応えて年々良い方向に成長してきています。
そして今、国産のものが見直され、安心安全が消費者の末端まで浸透しています。小麦価格が寝上がって主食も見直されている今こそ、PRが大切だと思っています。
たくさんのPRの成功例から、特産米のPRを農協の方々にお願いしているところです。
集落営農の取り組みに関しても、今までと違った農業をしなければいけないという意識改革がみんなに浸透してきました。
今、ここの集落は20人で集落営農しています。一人で農機具買って維持できる時代ではないことも皆理解していて、最初4、5人で話したことが発端で前向きに進んでいます。
実は私は40代の後半から仲間と二人で協力しながら米を作ってきました。
いわば、20年以上、これから行おうとしている、協力して生産していくやり方をしていました。
知人と二人で協力して生産し続けていた姿は、もちろん地元の方々は知っています。
ですから、集落営農に関しては比較的皆さん抵抗なく入ってこれた地域ではないかと感じています。公民館で県の説明聞いた時点で「やるべ!やるべ!」っていう空気でしたから。
意識的な改革もことあるごとに話し合い、とても理解し合えてきていると思います。
まだまだ新しい機械を持っている方もいますので、使い切りたい気持ちも分かりますし、
5〜6年後の法人化に向けてがんばっていきたいと思います。
若い20代30代の方ともできるだけコミュニケーションとるようにしていますね。
冬場は秋田自動車動の除雪が仕事ですので、その時期は話す機会も多いのですが、若い方とコミュニケーションをとることはとても楽しい。都会ではなかなかないと思うけれど、家族のこと、今思ってることをざっくばらんに話の出来る親戚のおじさんみたいな関係は、地域の絆を深くすると思う。
先日は結婚する方に仲人を頼まれました。
今は、仲人がいる結婚式が珍しいけれど、頼まれたときは嬉しかったですね。
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春から秋の一週間、後藤さんちで体験農業者募集中(笑)!!
プラスで「晩酌付」でどうかな…(笑)
農業を体験したい人たち、がんばってみたい人たちがいたら、春から秋にかけて体験しに来てほしい。体力的にきついかも知れないけど、それもやってみなければ分からないしね。定員2名くらいならなんとかなるかな。米はいっぱいあるし、晩酌もできるしな(笑)。
実際に体験したら、一日でダウンしててしまう人がほとんどかもしれないけど(笑)。
もちろん、担い手の問題は深刻ですが、農業をたくさんの方に知って欲しいと思いますね。
担い手に関しては、私の集落では他に比べては多い方だと思います。
でも、全体で見ると切実な問題です。
地元に一般企業で就職する場所があれば、地元に帰ってくるきっかけになると思いますが、プラス農業の魅力がなければ、一度秋田を出た人たちが帰ってくるのは難しいと思う。
逆に、担い手問題にとり組んで良い成果を得られている県外の取り組みをモデルに、秋田も取り組めればいいのかなと思いますね。
私の息子(36)も地元で会社員をしていますが、農業を継ぐことに関しては本人に任せています。休みには手伝ってくれていますし、農業の魅力も本人が感じてくれていれば嬉しいと思う。米の値段が上がって、農業の魅力をもっと私自身が語れる状況になれば、「農業に専念してみたら…」って言えるんだけどな(笑)。今は孫二人(小2と幼稚園の年長さん)と娘夫婦、お祖母さんと私たち夫婦7人家族で住んでいますが、子供が食べ盛りのころは一日一升炊いたって足りないくらいだった。今でも孫はお米をモリモリ食べます。
栄養価も高く、腹持ちが良い米が今、追い風となって消費者の皆さんの生活の中で見直されているように思います。そのためにもPRをしていかないとと強く感じていますね。
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